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浅田選手の演技を見て号泣した、私の場合。

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これまで一番好きなチーム(埼玉西武ライオンズ)が日本一になった時ですら流せなかった涙。
しかし、先日の浅田真央選手の女子フィギュアスケートフリープログラムでは、はじまって間もなく涙が溢れて止まらなくなりました。

浅田真央 夢の軌跡~ドリームのきせき~

号泣した。
失恋とか仕事でやらかしたとか自分の事ではないのに、1人の選手の1回の演技でこんなに泣いてしまった。
この涙は一体どこからやってきたんだろうと、ここ4,5日考えてしまいました。

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私のフィギュアスケート熱

最近はシーズンが始まればグランプリシリーズなど中継があれば見ているけど、録画してまで観るほど熱がこもってない、その程度。
浅田真央選手については、世間が見守るのと同じように15歳でグランプリファイナルを制覇した頃から動向には注目していましたが、それ以上特別思い入れがあるのかといったらそこまでではない。
昨年、浅田選手がソチ五輪(に出場できるのであればソチの舞台)を集大成にしたい、と事実上今季限りの引退の決意を明かしました。
もちろん好きな選手だし、競技会でもう演技を見れなくなるのは残念とは思ったけど、年齢的に次の平昌五輪までは見通せないだろうし「まぁそういう流れだよね」とその決意については冷静に受け止めていました。

浅田真央15歳からの8年間

今思えば一番金メダルを獲れる可能性が高かったトリノ五輪に年齢制限の壁で出場すらできなかった。
同い年のライバル、キム・ヨナ選手と競り合いながらバンクーバー五輪では大差で銀メダルに終わってしまった。
ソチ五輪で勝つために、ジャンプを一から矯正したもののトリプルアクセルがなかなか試合で決まらない。
お母様の死。
そしてバンクーバーから4年、ようやく迎えたソチ五輪のシーズンになるとロシアのリプニツカヤ選手など若くて才能のある選手が台頭してきた。
さらに集大成の舞台として臨んだ五輪のショートプログラムでまさかの16位発進。
金メダルはおろか、銅メダルすら極めて難しい状況になってしまいました。
銀メダルを超えるものを目指してきたのに夢破れ、それでもすぐフリープログラムは明日に控えている。
メダルすら絶望的な状況からどういった演技を見せてくれるのか。
それが浅田真央のオリンピック最後の演技となる。
こう8年間に起こった出来事を改めて書き連ねてみると、なんとドラマチックな人生なんだろう…
浅田選手は世界選手権で優勝したシーズンもあったのに、勝ったことより、うまくいかないことが大きなドラマとして報道されることがとても多かったように思います。

なぜここまで心が震えるのか

フリープログラムの演技序盤、浅田選手がトリプルアクセルを決めた後、軽快にジャンプを決めていく演技を見ながらもうそこから涙が止まりませんでした。
なんでこんなに感動しているの?自分がわかりませんでした。
自分の気持ちに長いこと説明がつきませんでした。
フリーの演技時間4分7秒、ジャンプは全て着氷、ノーミスで滑りきった浅田選手。
演技終了直後は達成感で涙にくれていた浅田選手でしたが、歓声に応える挨拶の時には笑顔に切り替わりました。
その笑顔を見て一つだけわかったこと。
私は会心の笑顔の浅田真央選手がただ見たかったんだということ。
真央の笑顔が見たいとショートプログラムのあと型にはまったようなことをつぶやいてはいたけど、しみじみと実感した瞬間でした。

スポーツの醍醐味

浅田選手が15歳でグランプリファイナルを制してから23歳になった今まで、見守ってきたこの8年間は、日本国民が浅田選手のソチ五輪の集大成の舞台へ「思い入れ」るのには十分な時間だったんですね。
浅田選手が演技終了後に泣いた顔を見て泣いたのならそれはもらい泣きでしょ、という思いもありましたが、皆ずっと浅田真央の笑顔を待ち焦がれていたんですね。待ちわびてたんですね。
競技終了後から繰り返し浅田選手の演技について語る人々の表情や報道を見ながら、日本人のみならず、演技で魅了された人々は、人それぞれに熱いものを持っていて、それをアスリートに投影して観ているんだということがよく伝わってきました。
これがスポーツを観る楽しみ、醍醐味なんですよ。

最後に

ここまで会心の演技を成し遂げた今後の浅田真央選手の動向は気になります。
でも辞めようと、現役を続けようと、スケートリンクで笑顔で滑る真央ちゃんが見続けられるならプロでも現役でもどっちでもいいなーと思っています。
真央ちゃん、自分のために、悔いのない選択をしてね。

筆者のプロフィール

くるみ
くるみ
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
埼玉県で快適に暮らすための情報をまとめた「さいたまノート」も運営中。

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