2018年埼玉西武ライオンズの面白さがわかる『戦いの記憶』

マジック1

西武ライオンズのファンになって30年。

好きな選手は誰?と質問されると、いつの時代もひとりに絞るのは難しい。

まぁチームが好きってそんなもんかな〜と深く考えないようにしていましたが、

9月26日パリーグ優勝を目前にしてぴあから発売された「プロ野球ぴあ LIONS 2018」 ~メモリアルBOOK シーズン総決算号 (ぴあMOOK)を読んでみると、なぜ長い間ライオンズが好きなのかその理由がわかるような気がしました。

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2018年のライオンズのおもしろさ

機動力野球と守備

昔からライオンズはソツのない野球が得意でした。

松井稼頭央や巨人にFA移籍して引退した片岡、現在ライトを中心に守ってる金子侑司は盗塁王を獲るほどで、足の速い選手はこれまでどの時代にもいました。

しかし次第に誰もが次の塁を狙っていく貪欲さがあったかといえば違っていました。ホームラン王を獲る中村やメヒアがクリーンナップにいることでそこに頼り、いつしか機動力が使えないチームに成り下がっていました。

再び野球が変わってきたのはやはり辻監督が就任した2017年から。

スタメンには長打を打てる打者か塁に出て盗塁を狙える打者が並び、スタメンは基本固定。

各自の役割分担が明確になることで流れるような攻撃できるチームが還ってきました。

そして数字には表れにくい守備力の向上も欠かせません。

特に2017年から加入した源田の守備はね、ホント惚れ惚れします。

それは数字にも反映されていて、メジャーリーグで守備力を測る指標として用いられるUZRが、昨年から源田はパ・リーグのショートストップの中で1位です。

【参考】1.02 – Essence of Baseball | DELTA Inc.

守備範囲の広さに糸をひくようなスローイン。

TV中継で見るよりぜひ球場で源田の動きのムダのなさを確認してほしいです。

選手ひとりひとりの個性が際立っているライオンズ

誌面は各選手のインタビューが中心に構成されています。

普段から文化放送ライオンズナイターのインタビューやテレビ埼玉のライオンズチャンネルでなんとなくのパーソナリティは把握しているものの、みんなが同じ優勝に向かう想いをまとめて見てみるとより個性が際立ちます。

【参考】埼玉西武ライオンズ応援番組 LIONS CHANNEL-テレ玉-

【参考】文化放送ライオンズナイター

実は理論派な山川、口数少なく背中で引っ張るタイプの浅村、自分にひたすら厳しい秋山。

そこに、外崎、森、源田、今井と若い力が確実に戦力として育っていて、毎日戦いながらチームとしても着実に成長しているのを発言から感じることができます。

あとがき

この本 を知ったのは選手の記事の担当されたライターさんのTwitterを見たからです。

10年ぶりの優勝目前で刊行された本ですが、普段パ・リーグの試合をみていないような記者が書いた薄っぺらい記事ではなく、ずっとライオンズの選手を追い続け、素晴らしい記事やコラムを書く方が参加されていたので読むことが楽しみでした。

読んでみて、やはりわたしの見立ては間違いではなかった!

辻監督のインタビューで、キーマンは中村と信じ続け後半になって打ち始めたことを喜ぶくだりは泣けました。

これからパ・リーグ優勝、日本一と駒を進めればさらにいろんな媒体でライオンズが特集されることも増えるでしょう。

その中でも常に首位を走り続けた2018年は選手や監督がどんなことを考えながらプレーしていたのか。

選手の心の中を味わいたかったら、じっくり読むことをおすすめしたい一冊です。

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